INTERVIEW, RICHEMO Marie Yamamoto, SPECIAL

S.から始める、サステイナブルなライフスタイル

S. Megumi Aoki Interview by RICHEMO Marie Yamamoto

サステイナブルという言葉をよく耳にする機会が増え、環境にいいものを使いたいと意識する人も増えてきました。でも何からはじめたらいいかわからなかったり、どこで買えばいいかわからない。そんな方に紹介したいのが、Sustainable.(通称S. / エスドット 以下S.)です。S.は、使い捨てのプラスチック削減、できる限りゴミを出さないゼロウェイスト、そしてリサイクル可能な商品をお届けするブランド。S.のサイト上で取り扱っている商品は全てサステイナブルなので、安心してお買い物できます。

今回はS.のファウンダー、株式会社スライバル代表の青木愛さんにS.とサステイナブルな生き方についてお話を伺いました。

 

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S.(エスドット)について教えてください。

S.のミッションは、誰もが今日から気軽に始められるサステイナブルなライフスタイルの普及です。

事業を始めるとき、誰もが簡単に始められることをしたかった。なぜなら、環境問題は自分だけの問題ではなく、地球上の全員が考えて取り組まなければいけない問題だから。そこで、どうやったらみんなに一緒に考えてもらえるか、を考えた時に、入り口を簡単にする必要を感じ、日常品の販売から始めようと思いました。

例えば、歯ブラシ一本にしても、サステイナブルな歯ブラシが買いたい時に、「なんて調べればいいんだろう?」「どこで買えるんだろう?」から始まると思います。

私はサステイナブルなものを届けたいという意欲があるからたくさんサステイナブルなものについて調べていますが、みんなはいちいち調べるのが面倒臭いと思う。そこで、何がどう環境にいい商品か検索したり、考えたりする購入者の手間を全て省きたいと思いました。そこで、「ここに来れば知りたい情報と商品が全部一箇所に集まっていて安心して購入できるサイト」を実現させたのが、S.です。

色々検索しなくても安心して見つけたいアイテムに出会えるのは、消費者からするとすごく楽だと思うので、私は将来的に、S.をサステイナブル商品のアマゾン的な存在にしたいと思っています。そして、自社商品だけでなく、日本中の色々な環境にいいものを集めて提供していきたいです。

S.目指しているのは、きっかけ作りと情報提供です。サステイナブルな商品を通して、こういうチョイスもあるんだ、と気づくきっかけになって欲しい。

 

S.をはじめたきっかけ

もともと社会貢献に興味があったのですが、S.を始める一番のきっかけになったことは、世界中からソーシャルビジネスをやっている若手起業家が集まるイベントに参加したことです。

数日間にわたって福島で行われたそのイベントでは、たくさんの気づきがありました。その中でも特に印象的だったのが、全世界の人が共通で「世界平和」について考えていたことです。そして、世界平和に対しての具体的なアクションとして話されていたのが環境問題についてでした。

環境問題は本当に世界共通のトピックで、「私が」ではなく、「地球に住む全員が」意識しなければいけないことなのだ、とその時改めて強く感じました。革新的かつ、クリエイティブに、色々な角度から環境問題に取り組んでいる参加者の話を聞いていると、「自分には、日本でなにができるんだろう」と考えるようになりました。

そして資源の使い方にもっと選択肢があればいいなと思い、それからいろいろ調べはじめ、S.という日常品を販売するブランドからスタートすることを決断しました。

 

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デザインについて

デザインは全て自分で考えて作成しています。

自社のものだけでなく、サステイナブルなオリジナルアイテムを販売したい企業さんの商品もデザインしています。

環境問題に興味がない人たちにも商品を手にとっていただくには、簡単に始められて、かつファッショナブルなデザインである必要があります。

有名な人がやっているから真似してみよう、とか、最近流行っていし可愛いから買ってみよう、とか始めるきっかけはなんでもいい。手に取ったアイテムの長期的な着地点が環境問題に取り組んでいることに繋がっていれば、それでいいんです。だから、デザイン性の高さは私にとって重要で、こだわっています。

また、今は商品をほとんど中国から輸入していますが、将来的には全て日本製にしたいです。地産地消にすることで、輸送時に発生する二酸化炭素を減らせる。なので、日本国内のいい工場や業者さんを常に探しています。

 

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【手元から始める脱プラ生活】 カナダ発のPela Case(ペラケース)』のスマホケースは、世界初の100%堆肥化可能な独自素材で作られています。 家庭の堆肥化環境でコンポスト・生分解させることが出来、地球上にごみを残す事がない環境に優しいスマホケースです。 一般的にスマートフォンは18〜24か月で買い替えられ、スマートフォンの買い替えに合わせてサイズが変わり、ケースも新調することが多いです。 そんな従来のスマートフォンケースには何百年も残り続けるプラスチックが使われてきたこともあり、 年間約9万ものスマホケースはサイズの不一致などで未使用のまま破棄されてきたとされています。 あなたの大切な情報が詰まっている毎日使うスマートフォン。 ぜひ環境とスマホを一緒に守れるスマホケースを選んでみてください。

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簡単にチャレンジできるサステナ商品

まず一番始めに試していただきたいのは、竹綿棒とスマホケースです。綿棒は日常的に使っている人が多いと思いますし、捨て方も簡単で、はじめやすいと思います。スマホケースは、一日の中で何度も手に取ると思うので、その度にいいことしてる、と嬉しくなってもらえると思います。

 

プラスチックについて

私は正直、プラスチックが悪だとは思っていません。

私たちの生活に必要なプラスチックもあるし、ゼロにするのは難しいと思う。でも使い捨てプラスチックはゼロにする必要があるし、過剰に使用していることに気がつくべきだと思います。使い捨てプラスチックは便利だし、それを選ぶのは簡単。でも、そこで他の資源で作られたものを選ぶという選択肢があると知ってほしいです。

   

日頃から取り入れているサステイナブルな行動はありますか

私は、わからないことをわからないままにするのが嫌なので、わかるまで調べるようにしています。いいと思ってやっていたことが、実は環境に悪かったりする。今の時代、情報はたくさんあるし、毎日新しい情報が出てきます。だから、自分が納得するまで調べて、常に新しいことを勉強して、自分をアップデートすることを心がけています。

完璧は無理かもしれないけど、今の自分にできる最善のチョイスをするようにしています。

   

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アメリカ発のブランド「No tox life」のDishBlock®食器用洗剤は、コクのある泡で食器、鍋、フライパンの頑固な油汚れを落とします。 また、食器を洗うだけでなく、 – 衣服についた汚れを取る – 瓶からラベル・シールをはがす – カーペットのシミを落とす – ダイニングテーブルやキッチン台の拭き取り掃除 – シンク汚れ(磁器、ステンレス、石、ガラスのシンクOK
 など、家中の様々な掃除に大活躍する、1つあれば安心な製品です。 肌荒れが気になる手にもやさしいアロエベラ配合で、無着色・無香料フリー、リン酸フリー、硫酸塩フリー、パラベンフリー、動物実験フリー、パーム油フリー! 環境にも使う人にも優しいDish Wash Blockで、毎日の食器洗い・お掃除をもっと楽しく!

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これからのS.について

1番の目標にしているのは、より多くの人に商品を届けること。ポップアップストア、企業提携、取扱店舗を増やすなどの方法で、ブランドを知ってもらう機会を増やし、多くの人に商品を手にとっていただきたいです。また、できれば商品を通して、ブランドのストーリーや環境問題について知ってもらいたいです。

2番目は、今すぐではないですが、企業や業者に対して、サステイナブルな考え方をコンサルティングしていきたいです。企業の考え方が変われば、多くのことが一気に変わるきっかけになります。例えば、毎月発送している企業の報告マガジン。その包装をプラスチックから紙に変えるだけで、使い捨てプラスチックの使用を大幅にカットできます。

そういった、今まであたりまえすぎて気がつかなかった使い捨てプラスチックの存在により多くの人に気がついてほしいです。いい選択肢はたくさんあるから、それを企業に提案していくことで、社会全体がよくなってほしい。

また、ブランドだけでなくファウンダーの自分自身も、これからもっともっとサステイナブルなライフスタイルに挑戦していきたいです。

 

調べることで広がるサステイナブルの輪

愛さんのお話を伺い、真剣に環境問題と向き合うであれば常に新しい情報を「調べること」と「知ること」は大切だと改めて感じました。

本当はそこまで環境によくなくても、企業やブランドが「環境にいい」「サステイナブル」というワードを使って消費者を集めようとするGreewashing(グリーンウォッシング)という言葉が出てくるほど、真にいいものを見つけるのが難しくなってきています。そこで、S.のような信頼して購入できるサイトがあると消費者にはとても嬉しいですよね。また、地球にも人にも配慮されたサステイナブルな商品を提供しているサイトで見たアイテムが、環境について自分で調べるきっかけにもなります。意識したり、考えたりすることがオシャレすることの一部になって、もっとみんなで地球にいいチョイスをしていきたいですね!

S.(エスドット): https://sustainabledot.jp/

TEXT & PHOTO: Marie Yamamoto EDIT: Hiroco Ryugo, Asuka Cali